わたしが行った7カ国と各国の街はこちら。
- オランダ(4泊)ハールレム、アムステルダム、ロッテルダム
- ベルギー(2泊)ブルージュ、ブリュッセル
- フランス(3泊)ストラスブール、コルマール
- ドイツ(4泊)フランクフルト、マインツ
- イギリス(5泊)ロンドン
- ポルトガル(5泊)リスボン、シントラ
- スペイン(5泊)バルセロナ、シッチェス
行きと帰りのフライト時間を含めてちょうど31日間の旅。19日目の記録です。
リスボンの世界遺産、「ジェロニモス修道院」
旅も後半に入り、行きたい場所、食べたいものなどリサーチして、予定立てするのが上手くなったような気がする。
昨日リスボンに到着したが何も調べていない。前もって、前もって、で行動をしてきたが慣れと疲れで前日にリサーチするパターンになってきていた。
「明日は何をしようかなぁ」
ベットサイドにある小さな照明をつけて、ドミトリーの狭いベットで静かにスマホをいじった。少しでも動くとベットがギシギシと音を立てる。
調べてみると、リスボンの観光地は事前予約が必要な場所が多いらしい。
ひとりであれば前日でも予約枠が空いている場合が多くて助かる。
世界遺産に登録されている「ジェロニモス修道院」「ベレンの塔」のチケットを予約をした。
ジェロニモス修道院
ホステルから「ジェロニモス修道院」までは電車で30分ほど。
朝10時半くらいに着くようにホステルを出発したのだが、着いたらすでに長者の列だった。
ホステルを出たときは曇っていたのに、少しずつ太陽が顔を出してきた。ヨーロッパの夏はカラッとしているイメージだったが、海が近いリスボンは東京と似ている。
列に並んでいると、物売りが次々にセールスをしにやってきた。
ビーズのアクセサリー、サングラス、帽子…。
売られているものは色々とあるのだが、「お、賢いな」と思ったのは”ペットボトルの水”。太陽が出てきて日陰もない、近くに売店もないという状況で、水を買いたい人が出てくるのは必然だろう。実際に水が一番売れていたと思う。まさに”需要”と”供給”だ。
1時間近く並んでやっと中に入ることができた。これから行く人は、朝9時半からのチケットを購入することをオススメする。
果物、動物など、変わった彫刻が多くておもしろい。ポルトガル特有の建築方法「マヌエル様式」ではこういったモチーフが使われるのが特徴らしい。
15世紀に作られたとは思えない繊細さ。
並んでいるときは「こんなに並んでしょぼかったらイヤだな」とか思っていたが、ここはリスボン観光で外してはいけない。それくらい迫力のある修道院だった。
名称:ジェロニモス修道院
住所:Praça do Império 1400-206 Lisboa, ポルトガル
ベレンの塔
そのまま歩いて「ベレンの塔」に向かった。
「ここも列ができている…!」
30分くらい待っただろうか。中には入らず外から写真だけ撮っている人も多かった。
16世紀に建てられた要塞で、こちらもマヌエル様式だ。
名称:ベレンの塔
住所:Av. Brasília, 1400-038 Lisboa, ポルトガル
発見のモニュメント
リスボン万国博覧会を記念して1940年に建てられたモニュメント。「ベレンの塔」から歩いてすぐなのでついでに立ち寄ってみた。
名称:発見のモニュメント
住所:Av. Brasília, 1400-038 Lisboa, ポルトガル
Pastéis de Belém
ポルトガルといえば、Pastel de nata(エッグタルト)が有名。
18世紀頃に「ジェロニモス修道院」の修道女が発明したお菓子だと言われている。ちなみにポルトガルでは「Nata(ナタ)」といえば通じる。
朝、ジェロニモス修道院に向かう途中に見つけて後で絶対に行こうと決めていた「Pastéis de Belém」は、ポルトガルで最初にPastel de nataを売り始めたお店だ。
朝からPastel de nataを目当てに来た観光客でたくさん。
テイクアウト、イートイン選べる。
せっかくなのでイートインでランチ替わりに食べることにした。かなり人が待っていたので時間がかかるかと思ったが、割とすぐに呼ばれた。
店内の奥に入ると、数百人は入る広大なイートインスペース!!
注文したのは、Pastel de nata(エッグタルト)、Pastel de Bacallau(鱈のコロッケ)、あともう一つは忘れた。ちなみにポルトガルは鱈も有名だ。
肝心のエッグタルトは、パイがサックサクでおいしすぎる…!!
エッグタルトはマカオ(かつてポルトガル領だった)でも食べたことがあるのだが、そのときの感動を遥かに超えるおいしさ。
この感動が事の始まりで、わたしはリスボンのエッグタルト巡りを始めることにしたのだった。
名称:Pastéis de Belém
住所:R. de Belém 84 92, 1300-085 Lisboa, ポルトガル
コメルシオ広場
お腹が満たされたので電車で中心部まで戻ることにした。
海辺を歩いてきたら「コメルシオ広場」に出てきた。
名称:コメルシオ広場
住所:1100-148 Lisbon, ポルトガル
Benamôr 1925
事前にネットで行きたいなと思っていた「Benamôr 1925」
1925年にリスボンで誕生した歴史ある化粧品ブランドだ。
「Olá(オラ)!」
ポルトガル語で「Hi」と店員さんに挨拶をして店内に入る。ポルトガルで歴史あるブランドなんですよ、と可愛らしい店員さんが英語で説明してくれた。
リップ、ハンドクリーム、香水など、可愛いデザインはお土産にもオススメ。
わたしは自分用のお土産でリップクリームとリップバームを購入。ジャカランダという花の香りがとても好みだったので、両方とも紫色のジャカランダを選んだ。
会計が終わるころ、ポルトガル語で「ありがとう」は何ていうのか調べてなかったことに気がついた。
「ポルトガル語でありがとうって何て言うの?」
その場で店員のお姉さんに聞くと「Obrigada(オブリガーダ)よ」と教えてもらった。
「Obrigada!」
店を出るときにお姉さんに伝えると、とても嬉しそうな笑顔で「Obrigada!」と見送ってくれた。
名称:Benamôr 1925
住所:R. dos Bacalhoeiros 20A, 1100-074 Lisboa, ポルトガル
Gelato Therapy
ジェラート屋さんをたまたま見かけて入ってみる。
わたしはアイスクリーム大好きだ。見なかったことにして横を通り過ぎることはできなかった。
バニラ&バジルなど、見たことないフレーバーも多い。
レモン&ローズマリー&はちみつ、ピスタチオ。
暑いリスボンだがクーラーがかかっているお店は少ない。溶けたジェラートがカップから滴り落ちる前に食べ切れるくらいおいしかった。
名称:Gelato Therapy
住所:1100 332, R. da Madalena 83, Lisboa, ポルトガル
未知の世界、ポルトガル
1543年、ポルトガル人が種子島に漂着。ポルトガル人は日本に初めて訪れたヨーロッパ人だとされている。
このように日本とポルトガルとの歴史は長いものだが、わたしはポルトガル語も、ポルトガルの世界遺産も知らなかった。
日本から遠いヨーロッパのポルトガル。またいつ来られるか分からない。できる限りポルトガルという国を感じて帰ろうと思った。
日焼け止めを塗り忘れた腕は夜には赤みを帯びて、少し痛々しい感じになっていた。
▼20日目の記事はこちら
7カ国ヨーロッパ周遊旅行~1ヶ月間の女一人旅(20)リスボンで「Pastel de nata」巡り
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