わたしが行った7カ国と各国の街はこちら。
- オランダ(4泊)ハールレム、アムステルダム、ロッテルダム
- ベルギー(2泊)ブルージュ、ブリュッセル
- フランス(3泊)ストラスブール、コルマール
- ドイツ(4泊)フランクフルト、マインツ
- イギリス(5泊)ロンドン
- ポルトガル(5泊)リスボン、シントラ
- スペイン(5泊)バルセロナ、シッチェス
行きと帰りのフライト時間を含めてちょうど31日間の旅。11日目の記録です。
マインツに住む友だちとドライブ観光
友だちとの出会いは2014年。
わたしが通っていた大学に日本語を学びに来ていた留学生のうちのひとり。
2022年にコロナの入国規制が解除されてすぐに日本に遊びに来てくれるほど日本が好きな友だちだ。その時に会っているので約1年ぶりの再会となる。
せっかくヨーロッパ周遊するなら出来るだけ友だちにも会いたいな。そう思っていたので、旅行の計画を立てる前にメッセージを送っていた。
「ドイツに行こうと思っているけど、どの街に住んでるんだっけ?」
「マインツだよ。フランクフルトの近く」
「OK!じゃあフランクフルトに行くね」
すぐに返信がきて、フランクフルト行きが決まったのだった。
友だちが住んでいるマインツからフランクフルトまでは電車でも行けるのだが、なんと車で迎えに来てくれるらしい。さらには一日の観光プランも考えてくれた。優しすぎる…。
ドイツにいる友だちが、ドイツからメッセージを送ってくれていることも、なんだか不思議な気持ちだ。フェイクニュースやら誹謗中傷が問題になっているが、インターネットという文明には感謝である。
「ホテル着いたよ」
待ち合わせの9時すこし前にメッセージがきた。
「ドイツ人は日本人と似ていて真面目だ」とよく言われるが、この友だちは本当に真面目で穏やか。そして時間にもルーズではない。(ちなみにこのタイプではないドイツ人にも会ったことがあるので、本当に人それぞれである)
「ひさしぶり~!」とハグを交わして車に乗り込む。友だち、そして友だちの親友の3人でのドライブ観光がスタートした。
ローレライ(ドイツに昔から伝わる伝説)
まず向かったのはライン川のすぐ横にある「ローレライ」
ライン川の中で一番狭いところにあるため、流れが速く、また、水面下に多くの岩が潜んでいることもあって、かつては航行中の多くの舟が事故を起こした。 この「ローレライ付近は航行の難所である」ことが、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」という伝承(Wikipediaより引用)
わたしは知らなかったのだが、ドイツでは有名な伝説らしい。
ローレライの像
上からはライン川が一望できる。広い土手がある東京の大きな川とは違い、川のすぐ横に道路、家が並んでいる。
スイスからオランダまでをつなぐライン川
ローレライを見たあとは、車ごと乗ることができる船で対岸に渡った。ライン川には橋が少なく橋で対岸に行こうとすると何キロも先にある橋まで行かなければいけないので、船で渡ることができるようになっている。
船からの景色
名称:ローレライ
住所:56346 Sankt Goarshausen, ドイツ
ラインフェルス城
次に向かったのは1245年に建てられたお城「ラインフェルス城」
戦争でフランス軍に爆破されたため、お城というよりゲームの世界のダンジョンのような空間だった。中には博物館もあり、ゆっくりと見て回る。
城にあるレストランでお昼ごはん。
よい天気だったのでテラス席。いい眺めだ。
フラムクーヘン
アルザス地方で有名な「フラムクーヘン」を注文。
同じアルザス地方のストラスブールのレストランにもあったのだが、食べるのはこれが初めて。ピザよりも薄くサクサクとした生地で、しっかり味がついたベーコンが美味しい。
ドイツではレストランに入ったとき、日本のように飲み水は出てこない。友だちに聞いたところ水道水も飲めるらしいのだが、レストランでは注文するのが普通らしい。
フランクーヘンと一緒にペットボトルに入った800mlの水も注文したのだが、太陽がまぶしいテラス席は暑く、あっという間に飲み干してしまった。
それにしてもヨーロッパの人は本当に太陽が好きなようだ。
天気が良い日はテラス席ばかりが満席で、室内の席を選ぶ人は少ない。日本とは違い、湿度が低く、日差しがなければ過ごしやすいヨーロッパ。日よけがあるテラス席はわたしも大好きになった。
名称:ラインフェルス城
住所:Schlossberg 47, 56329 St. Goar, ドイツ
マインツ散歩
友だちが住んでいる街、マインツへ。
歴史ある建物と新しいアパートメント、ショッピングモールが混ざり合っていて、歩いているうちにいつの間にか雰囲気が変わるのが面白い。
マインツで毎年行われるお祭りの像
街をぶらぶらと散歩。
歩いているとベビーカーを押す男の人、抱っこひもで赤ちゃんを抱える男の人をよく見かける。友だちに聞くと男の人も3か月ほど育休をとるのが一般的らしい。日本でも当たり前の光景になるといいな。
オススメのアイスクリーム屋さん買ったアイスを食べながら、そういう話を友だちとしていた。
聖シュテファン教会
「おばあちゃんお気に入りの教会が近くにあるんだ」
友だちの親友が教えてくれて「聖シュテファン教会」に入る。
重いドアを開けた先は、まさに異世界だった。青を基調としているステンドグラスが教会を覆っている。明かりが差し込む室内の空気も青色だ。
聖シュテファン教会
とても綺麗でオススメ。
名称:聖シュテファン教会
住所:Kleine Weißgasse 12, 55116 Mainz, ドイツ
マインツのオリジナルキャラクター
マインツの街中を歩いていると信号が変わった形をしているのに気がついた。
赤、青のマークが歩く人ではない
友だちに聞くと、マインツのオリジナルキャラクターがいて、マインツでは色んなところにいるらしい。
その名も「Mainzelmänchen(マインツェルメンヒェン)」(長いし読みずらい)
雑貨屋さんにもオリジナルグッズが売られている。街歩きの最中に「Mainzelmänchen(マインツェルメンヒェン)」を見つけるたびに「あ!いる!」と友だちに報告していたら笑われた。
友だちがいるから行ってみよう、もいい
夜ごはんはドイツ料理が食べられるレストランに連れて行ってもらった。事前にドイツ料理が食べられるレストランを調べておいてくれたらしい。
サラダを頼んだわたしに友だちが「シュニッツェル食べてみる?」と一口くれた。カラッと揚がった衣のシュニッツェルは美味しかったのだが、ボリューム満点のお肉(そしてじゃがいも)がお腹に入る余裕はなく、残念。
一緒に頼んだ赤と白ブドウの炭酸ドリンクも甘すぎず、美味しかった(好きだったのは白のほう。スッキリしている)
きのこのシュニッツェルと友だち
マインツからフランクフルトのホテルまで車で送ってもらいお別れ。来年も日本に遊びに来るというのでまた来年だ。
旅先を選ぶときに自分で行きたい場所を探すのもいいが「友だちがいるからよく知らない場所だけど行ってみよう」という選び方もいい。
ホテルに帰って楽しかった1日を思い出したら、1日で1万3,000歩ほど歩いて疲れ切っていた足も気にもならなかった。
▼12日目の記事はこちら
7カ国ヨーロッパ周遊旅行~1ヶ月間の女一人旅(12)フランクフルト観光
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