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7カ国ヨーロッパ周遊旅行~1ヶ月間の女一人旅(7)ブリュッセル→ストラスブール

ストラスブール 旅行記

わたしが行った7カ国と各国の街はこちら。

  • オランダ(4泊)ハールレム、アムステルダム、ロッテルダム
  • ベルギー(2泊)ブルージュ、ブリュッセル
  • フランス(3泊)ストラスブール、コルマール
  • ドイツ(4泊)フランクフルト、マインツ
  • イギリス(5泊)ロンドン
  • ポルトガル(5泊)リスボン、シントラ
  • スペイン(5泊)バルセロナ、シッチェス

行きと帰りのフライト時間を含めてちょうど31日間の旅。7日目の記録です。

長距離バスはカオス

ブリュッセルからストラスブールへ向かう。今回も「FlixBus」を事前に予約しておいた。ベルギーからフランスへ、7時間のバス旅。値段は片道62.48ユーロ(日本円で約10,000円)だ。

朝8時過ぎにバス停につくと、すでに人がごった返していた。

「○○行きのバスはどれだ?」
「○○行きはいつ来るんだ?」

前の路線が遅れているのか、待っている人たちにスタッフが質問攻めにされている。

ストラスブール行きも、出発の15分前になってもくる気配がない。

スタッフの周りにはまだ人がたくさんいたが、ここで周りの雰囲気に萎縮していては行き先の異なるバスに乗る可能性も、乗り遅れてしまう可能性もある。

「海外では自己主張をしよう」とは聞くが、決して”自己中心的になろう”ということではなく、自分のことは自分でなんとかしないと解決するのがもっと難しくなる、ということだろう。

聞きたいことは、きちんと聞かなければいけない。

「もう少しで来るから待って」と言われたので、他の人たちと同じようにキョロキョロしながら待っていたら15分遅れくらいでバスがきた。

FlixBusFlixBusでは自転車をそのまま載せることができる

前回と同様にWi-Fi/トイレがあるはずなのだが、Wi-Fiはない。トイレも使うことができないようだった。

長距離バスでトイレがないのはキツくない????

案内もなく不安でいっぱいの中、バスは出発した。

出発して2時間くらい経っただろうか。

通路を挟んで反対側の席に座っていた年配の女性が、深刻そうに隣の男性に何かを訴え始めた。女性が話しているのは英語、フランス語、ドイツ語、どれでもなさそうだ。

何語なのか分からなかったが、隣の男性も何を話されているのか分からないようなのだが、その男性が分からない様子を見せても、女性はひたすらに何かを訴えている。

その後、簡単な英語とジェスチャーでやりとりすること数分。やっと何を訴えているのか分かったようだ。

「トイレに行きたい」

そう言っているようだ。バスの中にあるトイレは使えないため男性が女性に代わってドライバーに伝えに行くと、20分ほどで着くパーキングに止まってくれるらしい。

男性が「2・0」と指で伝えると、女性は安堵の表情を見せた。

結局、7時間でトイレ休憩を2回して、ストラスブールに到着。

家族とイヤホンなしでテレビ電話している人、リュックからバゲットとジャムの瓶を出しちぎりながら食べる人。長距離バスの車内はまるで”不思議の国のアリス”に迷い込んだようなな空間で、おもしろい体験だった。

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ストラスブールでの生活

観光のメインである旧市街から徒歩20分ほどの場所にあるホステル「Ciarus」に三泊する。

日本のようなキレイで大きなエレベーターがあり、これがとても便利だった。

というのも、古い建物が多いヨーロッパではエレベーターがそもそもない、あったとしても2人くらいしか乗れないほど狭い。スーツケースのわたしはエレベーターの有無は最重要ポイントだ。

日曜は家族の日

キッチンがないホステルなので部屋に荷物を置いて、スーパーに夜ごはんの買い出しを行った。

Googleマップで近くのスーパーを探したのだが、ほとんどのスーパーなぜかお休み。Googleマップの情報が間違っているのかもしれないと思い、歩いて2軒ほど回ってみたがやはりやっていない。

やっと開いているお店を見つけたのだが、入ってみたら野菜や果物は売っておらず、アラブ系?のコンビニのようなお店だった(店内はコンビニよりも小さい)。

売っている商品の中でかろうじて食べられそうな食パン、ジャム、チーズを購入。夜ごはんは質素なサンドイッチとなった。

この時は気がつかなかったが、後日、ドイツ人の友だちに言われて初めて知った。

「日曜はスーパーが閉まるから月曜の朝ごはんは土曜中に買っておいたほうがいいよ」

人がたくさん買い物にくる日曜にスーパーが開いていないとは、日本人のわたしにとって想定外であったが、家族との時間を大切にするキリスト教徒が多いヨーロッパでは多いらしい。

日曜は働かず、家族とゆっくり過ごす。それをすべての人が受け入れて生活をしている。そんな暮らしもいいかもしれない。

気分は修学旅行

ホステルのテラス席でサンドイッチを食べ部屋に戻ると、同室の女の子たちが観光から戻ってきていた。

ひとりはウルグアイ、もうひとりはイタリア出身。ふたりともわたしより3~5歳ほど若いだろうか。

「出身は?」と聞かれ、わたしが日本と言うと、

「日本に行ったことある!東京と京都に行ったんだけど、今まで行った国の中で日本は特にお気に入り。」

日本を思い出しているのか、少女のようなあどけない笑顔でウルグアイの子が教えてくれた。半年間、世界中を旅しているらしく、ストラスブールの後はホリデーでパリにきている家族と合流するためにパリに行くらしい。

ホステルで他の人とちゃんと会話するのはこれが初めて。

初めての土地で小さなベッドに座りながら同年代の女3人で話をしていると、修学旅行をしているような、どこか懐かしい気持ちになった。

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▼8日目の記事はこちら
7カ国ヨーロッパ周遊旅行~1ヶ月間の女一人旅(8)ストラスブール観光

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