バックパッカーとして、7か国のヨーロッパ周遊旅行に女一人で行ってきました。
物価高、円安で金銭的に海外旅行は厳しいかなぁと思っていましたが、なるべく”安く”、”立地がよく”、そして”安全”な宿を探し求めて調べまくった結果、なかなかよい宿を予約することができたと思っています。
ということで、今回はドミトリーを選ぶときに気をつけたポイント、各国で泊まった宿(ドミトリー、ホテル)をまとめて紹介します。
ヨーロッパ旅のドミトリー選びで気をつけたポイント
ヨーロッパ一か月間のバックパッカー旅では、ほとんどドミトリーに宿泊しました。
その経験から、わたしがドミトリーを選ぶときに気をつけたポイントを紹介します。
- 【女性のみ】女性専用部屋があるか
- ベッドにカーテンがあるか
- 部屋ごとの個別ロッカーがあるか
- 宿の立地が夜でも人通りが多い安全なエリアか
- 建物の入口・部屋にカードキーや暗証番号ロックがあるか
複数の予約サイトの情報を確認すること、また、予約サイトに書かれている情報やレビューだけではなく、Googleマップのストリートビューなどでリサーチしましょう。
①【女性のみ】女性専用部屋があるか
ドミトリーには「混合ドミトリー(男女共用)」「女性専用」という2種類がある宿があります。「混合ドミトリー」は男性と同室になってしまうので、なるべく「女性専用」を選ぶようにしていました。
「女性専用」のほうが少し割高な場合が多いですが、やはりリスクが減り、リラックスできます。
一度だけ「混合ドミトリー」に泊まったのですが、特に危険だと感じたことはありませんでしたし、泊まっている欧米の女性もたくさんいました。しかし、やはり「女性専用」のほうが気が楽です。
②ベッドにカーテンがあるか
カーテンがあると着替えや休憩時に他人からの視線を避けられ、精神的に落ち着いて過ごせます。
「女性専用」に泊まったときはカーテンなしでもよかったですが、仕方がなく「混合部屋」を選んだ場合は、必ずカーテン付きのドミトリーにしていました。
③部屋ごとの個別ロッカーがあるか
ロッカーがあると、よく使うけどスーツケースに入れるのが面倒なもの(例えばスマホ、充電器など)をロッカーに入れておくことができるので便利。
ただロッカーも持って行った南京錠で鍵をかけ、スーツケースはベットにくくりつけて盗難対策をしていました。
わたしが使っている鍵はこちらをチェック。
④宿の立地が人通りが多い安全なエリアか
夜に帰るとき、人通りが少なく暗い道は犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
といっても、実際の雰囲気は行ってみないと分からないので、危険エリアをググって調べたり、Googleマップのストリートビューで宿周辺の雰囲気を確認するようにしていました。
⑤建物の入口・部屋にカードキーや暗証番号ロックがあるか
フロントの管理がしっかりしている宿はセキュリティ意識が高く、安全面で信頼できます。
「部屋のドア」だけではなく、「宿の入口」にもロックがついているとより安心です。
今まで泊まったドミトリーは全て部屋にロックが設置されていました。
経験上、割と治安がいいドミトリーだと「部屋のロックのみ」、大都市で治安が微妙だと「宿の入口×部屋のロック」でした。
ヨーロッパで海外旅行をしたいならドミトリー一択
ヨーロッパのドミトリーは、わたしが旅行した2023年8月で、一泊の相場おおよそ6,000~9,000円でした。
一番高かったのはロンドンだと記憶しています。
ドミトリーって一人旅のバックパッカーばかりだと思っていたのだけど、安いということもあり意外にも友だち同士、カップルで同室に泊っている人も多かったです。
ただやはり、安全面では不安な部分も多いので対策が必要。荷物の管理も自分でしっかりとしておかないと盗まれてしまう可能性があります。
わたしは荷物が盗まれないように、鍵を2つ持っていきました。貴重品の管理は必ずしましょう。
▼スーツケースを柱などにくくりつける用
▼ロッカー用の南京錠(部屋にロッカーはあっても鍵がついていない場合が多いです)
ドミトリー/ホステルでは、他人と同じ部屋で寝ることになるので、極度の潔癖症だったり、少しの物音で眠れなかったりする人には向きません。
ただ、「海外旅行に行きたいけど、物価高、円安だからなぁ…」と思っている人は海外旅行でドミトリー/ホステルに泊まるという選択肢もアリです。
ヨーロッパ周遊旅行で宿泊したドミトリー・ホテルまとめ
わたしが行った7カ国と各国の街はこちら。
- オランダ(4泊)ハールレム、アムステルダム、ロッテルダム
- ベルギー(2泊)ブルージュ、ブリュッセル
- フランス(3泊)ストラスブール、コルマール
- ドイツ(4泊)フランクフルト、マインツ
- イギリス(5泊)ロンドン
- ポルトガル(5泊)リスボン、シントラ
- スペイン(5泊)バルセロナ、シッチェス
9か所の宿(ホテル、ドミトリー)に泊ったので、ここからは、それぞれドミトリー/ホステルを紹介していきます。
①オランダ(ハールレム)
名称:Hello I’m Local – Boutique Hostel
住所:Spaarnwouderstraat 74, 2011 AE Haarlem, オランダ(Googleマップ)
宿泊した部屋タイプ:女性専用ドミトリールーム(8人部屋)
宿泊日数:3泊

一泊の費用(当時) | 6,140円 |
立地 | ★★★☆☆ |
清掃、清潔度 | ★★★★★ |
ベットのカーテン有無 | 無 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | ★★★☆☆ |
バスルームの場所 | 部屋内 |
感想 | よかった点: オシャレで清潔 カフェが併設されているので食事に困らない ハールレムの観光もできる アムステルダムよりも人が少なくて落ち着いた雰囲気 周囲が繫華街ではないおかげか、泊っている人も落ち着いた雰囲気 気になった点: 空港からハールレムまで行くバスがあるが、バス停やハールレム駅からホステルまでは徒歩15分くらいあり、石畳の道をスーツケースで歩くのは少し大変 一番近いスーパーまで徒歩10分くらいかかる 二段ベッドのはしごが登りづらい キッチンスペースは一人入れるくらいで狭め。他の人が使っている時は待つ必要がある |
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②オランダ(ロッテルダム)
名称:Sparks Hostel
住所:Westersingel 1A, 3014 GM Rotterdam, オランダ(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:女性専用ドミトリールーム(6人部屋)
宿泊日数:1泊
一泊の費用(当時) | 7,746円 |
立地 | ★★★★★ |
清掃、清潔度 | ★★★★★ |
ベットのカーテン有無 | 無(カーテンはないが頭部分は壁で見えない作りになっている) |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | ★★★★★ |
バスルーム | 部屋内 |
感想 | よかった点: ロッテルダム中央駅まで徒歩5分くらいでアクセスがよい スーパー、ご飯屋さんが近くにある キッチンは広め。コーヒーを無料で飲むことができる 気になった点: チェックイン時にスマホでログインをするとスマホがルームキー替わりになるというシステムなのだが、設定がめんどう 階段が狭く荷物を持って上がるのが大変。エレベーターもあるが古くて狭い |
③ベルギー(ブルージュ)
名称:St Christopher’s Bauhaus Hostel
住所:133, Langestraat 137, 8000 Brugge, ベルギー(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:女性専用ドミトリールーム(10人部屋)
宿泊日数:1泊
一泊の費用(当時) | 7,746円 |
立地 | ★★★☆☆ |
清掃、清潔度 | ★★★☆☆ |
ベッドのカーテン有無 | 有 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | 無 |
バスルーム | 部屋外 |
感想 | よかった点: 朝ごはん(パン、ハム、飲み物などのブッフェ)が7ユーロと破格 観光はすべて徒歩でいける距離 気になった点: ブルージュ駅からバスに乗らないといけない バスルームが部屋の外にあり、男女共用。少し汚かった |
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④ベルギー(ブリュッセル)
名称:Hotel Progress
住所:Rue du Progrès 9, 1210 Saint-Josse-ten-Noode, ベルギー(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:シングルルーム
宿泊日数:1泊
一泊の費用(当時) | 19,409円 |
立地 | ★★★★☆ |
清掃、清潔度 | ★★★★★ |
ベッドのカーテン有無 | ホテルなので無 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | ホテルなので無 |
バスルーム | シャワーのみ(バスタブは無) |
感想 | よかった点: ホテル入口は常に施錠されている(ブリュッセルは治安があまりよくない) 観光はすべて徒歩でいける距離。FlixBusの乗り場も近い 気になった点: ホテルなのでドミトリーと比べると値段は高め |
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⑤フランス(ストラスブール)
名称:Ciarus
住所:7 Rue Finkmatt, 67000 Strasbourg, フランス(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:女性専用ドミトリー(4人部屋)
宿泊日数:3泊
一泊の費用(当時) | 6,301円 |
立地 | ★★★☆☆ |
清掃、清潔度 | ★★★★★ |
ベッドのカーテン有無 | 無 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | 無 |
バスルーム | 部屋内 |
感想 | よかった点: エレベーターが大きい(ヨーロッパではエレベーターがない建物も多い) 観光はすべて徒歩でいける距離 値段が安め 気になった点: キッチンがないので自炊はできない レストランはホテル内にあるが、買ってきたものを食べる共有スペースはない 近くにスーパーがない |
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⑥ドイツ(フランクフルト)
名称:Hotel Palmenhof
住所:Bockenheimer Landstraße 89-91, 60325 Frankfurt am Main, ドイツ(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:シングルスタンダードルーム
宿泊日数:4泊
一泊の費用(当時) | 8,559円 |
立地 | ★★★★★ |
清掃、清潔度 | ★★★★★ |
ベッドのカーテン有無 | ホテルなどで無 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | ホテルなので無 |
バスルーム | バスタブはなし(シャワーのみ) |
感想 | よかった点: 部屋がかわいい。キレイ 近くにオーガニックスーパーがある 最寄りの地下鉄駅から徒歩5分ほどで近い 気になった点: オフィス街エリアにあるホテルなので、交通面で観光には少し不便かも |
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⑦イギリス(ロンドン)
名称:Hostelle – women only hostel London
住所:41 The Piazza, London WC2E 8RF イギリス(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:女性専用ドミトリールーム(16人部屋)
宿泊日数:2泊
一泊の費用(当時) | 7,600円 |
立地 | ★★★★☆ |
清掃、清潔度 | ★★★☆☆ |
ベッドのカーテン有無 | 有 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | ★★☆☆☆ |
バスルーム | 部屋外 |
感想 | よかった点: ホステル自体が女性専用なので安心。夜になると入口が鍵で施錠される 最寄りの地下鉄駅まで近い 気になった点: 隣の建物が隣接していて部屋が暗い パブが隣にあるようで夜うるさい ドミトリーの割に値段が高め(ロンドン市内は物価が高いので仕方ないけど) |
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⑧ポルトガル(リスボン)
名称:Sant Jordi Hostels Lisbon
住所:Rua do Forno do Tijolo 3, 1170-132 Lisboa, ポルトガル(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:男女共有ドミトリールーム(5人部屋)、女性専用ドミトリールーム(10人部屋)
宿泊日数:計5泊
一泊の費用(当時) | 5,872円 |
立地 | ★★★☆☆ |
清掃、清潔度 | ★★★★☆ |
ベッドのカーテン有無 | 有 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | ★★★★★ |
バスルーム | 部屋外 |
感想 | よかった点: ブッフェスタイルの朝食付きの料金で安い リスボンの中心地まで歩いていける距離 キッチン/冷蔵庫などの共有エリアが広くて料理しやすい 気になった点: 最寄り駅からホステルまでの道のりが坂でスーツケースだとキツイ エレベーターがない 移民が多いエリアなのか、夜は気を引き締めるべき |
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⑨スペイン(バルセロナ)
名称:The Central House Barcelona Gracia
住所:C/ de Còrsega, 302, L’Eixample, 08008 Barcelona, スペイン(Googleマップ)

宿泊した部屋タイプ:男女共用ドミトリールーム(10人部屋)
宿泊日数:6泊
一泊の費用(当時) | 6,599円 |
立地 | ★★★★★ |
清掃、清潔度 | ★★★☆☆ |
ベッドのカーテン有無 | 有 |
Wi-Fiの速度 | ★★★★★ |
キッチン | ★★★☆☆ |
バスルーム | 部屋外 |
感想 | よかった点: 立地がいい。最寄りの駅まで徒歩3分。カサ・ミラ、カサ・パトリョまで歩いていける 東京でいう銀座のようなエリアにあるので比較的治安がよい 同じ建物の一階にオーガニックスーパーがある 気になった点: キッチンは狭め バルセロナでは夜に遊びに出かける人も多いので、部屋によってはうるさいかも エアコンから遠いベッドだったので寝るときに暑かった |
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